韓国での採用状況(2022年12月)

導入事例/高温貼付タイプ
2023-01-10

4年ぶりに韓国を訪問し、ヒートプルーフⓇの採用、運用状況についての確認を実施した。2013年に初めて採用されてから、特殊鋼メーカーを中心にヒートプルーフⓇタグの採用が広がっている。特殊鋼メーカーでの運用方法は以下の通り。

 

  • 熱転写プリンタにてタグを印刷(QRコードを含む必要情報)
  • 鋳造後の熱間鋼材(500℃以上)へ、ネイルガンを用いて取付け
  • ヤードでの冷却後、タグを取り付けたまま約1000℃での熱処理工程
  • 出荷前、あるいは2次加工前にタグのQRコードをスキャンして照合

 

タグの取り付け(ネイリング)は、お客様により手動あるいは自動機にて行われている。自動機の場合は、スプレーマーキング機能も兼ね備えており、大きな文字での目視管理とタグに印刷したQRコード管理の両方に対応している。

 

採用が広がっている主な理由は以下の通り。

 

◆市販の熱転写プリンタを用いた現場発行

1000℃までの高温鋼材へ直接タグの取り付けが可能

1200℃までの熱処理工程への耐性

 

このような特性を備えた製品は他にはなく、今後、鉄鋼業界に限らず高温工程管理への適用が更に広がることを期待している。