熱間貼付け導入事例:トルコ鉄鋼メーカー(2025年8月)

導入事例/高温貼付タイプ
2025-08-01

トルコの大手鉄鋼メーカーにて、熱間ビレット向け耐熱ラベル ヒートプルーフ® HP-901の運用が開始されます。トルコ国内では初めての自動貼付機による熱間ラベルの導入となります。

自動機の設置はすでに完了しており、現在は量産体制の確認試験が進行中です。

 

トルコでは多くの鋼材がEU諸国に輸出されています。近年EU域内では輸入鋼材への個体識別管理の厳格化が進んでおり、それに伴い熱間工程における識別管理ニーズも高まっています。管理手法としては、スプレーマーキング、打刻、レーザー刻印、レーザー印字タグの取付けなどさまざまな選択肢がありますが、本鉄鋼メーカーでは弊社の耐熱ラベルHP-901が「最も効率的かつ信頼性が高い」と評価され採用に至りました。

 

今回の導入を契機にトルコ国内でヒートプルーフ®による熱間管理が広がっていくことを期待しています。

 

<耐熱ラベルHP-901の主な特長>

1000℃までの鋼材に直接貼付けが可能

◆ビレット端面への優れた密着性

◆バーコード、QRコードの高い読取性

◆ネイルやスタッドを使用せずそのまま貼り付けが可能

◆比較的簡易な自動機設計と市販の熱転写プリンタを用いた印字(設備コストの優位性)

◆バックアップの簡便性(万一貼付け不具合が発生しても手貼りでのバックアップが可能)