熱間スラブ向けマーキング機能付き自動ラベラー
2025-11-28
インド大手鉄鋼メーカー JSW にて約900℃の熱間スラブに耐熱ラベル「HP-901」を貼り付ける自動ラベラーが稼働を開始しました。本設備はマーキング機構も搭載しており1台で2つの役割を担います。これまでにも、弊社の耐熱ラベルの貼付とマーキング機構を備えた装置は複数稼働しておりますが、いずれも熱延コイル向けでした。スラブ向けとしては今回が初の導入事例となります。
熱延コイルと比べてスラブ向けは貼付時の温度が非常に高く、表面の粗度も大きいため技術的な難易度が増します。しかしインドのパートナー企業の尽力により開発が進み安定稼働を実現しました。
弊社の耐熱ラベルは、熱転写プリンタを使用してQRコードなど様々な情報の印字が可能です。それらのデータを活用することで製品や工程の一貫したトレーサビリティー確保に貢献します。一方で鋼材のクレーン搬送などの現場作業には、大きな視認性の高いマーキング情報が欠かせません。ラベル情報とマーキング情報の両方を付与することで鉄鋼現場の作業効率と安定性が大きく向上します。
今回の JSW での採用実績を踏まえ、他の鉄鋼メーカー様にも幅広く展開を進めてまいりたいと考えております。
